名古屋掖済会病院救命救急センター 岩田充永さん
「医療をもっとよくしたい」という想いは、体調を崩して不安を感じておられる患者さまやそのご家族と、日ごろ医療を提供している我々医療従事者の共通の思いです。
しかし、国は医療費高騰をあおり、メディアは「医療ミス」「たらい回し」といった否定的な言葉で医療崩壊をあおるという不幸な時代が続き、医療を提供する側と利用する側がいつの間にか敵対関係であるかのような誤解が進み、共通の目標のために前向きに話し合うということができなくなってしまったように思います。
残念ながら医療資源(医療費や医療従事者)には限りがあります。限りがある中で、どのような医療が「良い医療」であるのか?医療を利用する方と医療を提供する者の間で意見を交わし共に考える必要があるのではないかと考えます。
「敵対関係ではなく、同じ想いをもつ同士として患者と医療者が手をとってゆく」メディカル・インサイトの鈴木英介さんであれば、そんな土俵を作ってくれるのではないかと期待しています。