メディカル・インサイトは、患者さんの声を科学する調査・コンサルティング等を通じ、多様なパートナーとインサイト(なるほど!)のある医療サービスを創造・発展させ、患者ニーズに根ざした「納得の医療」が享受できる世の中を創り上げます。
「医師は患者さんが痛かったら言ってくると思っている。でも、患者さんは痛くてもできるだけ我慢して言わないし、言っても遠慮がち」- がんの痛み治療薬のマーケティングに取り組んでいた時、そんな認識のギャップが痛み治療の開始を大幅に遅らせている構造に気づきました。
今までの医療は需要者(患者さん)とプロバイダー(医療機関、製薬会社、医療機器メーカー等)の間に「情報の格差」があるためか、どうしてもプロバイダー側の目線で内容が決まりがちであったことは否めません。
医療機関がどれだけ真剣に患者さんのフィードバックを取り込んで、サービスを改善しているでしょうか。
製薬会社や医療機器メーカーがどれだけ患者さんや家族の声を意識して、製品の開発やマーケティングに取り組んでいるでしょうか。
どんなビジネスでも最終顧客の声なき声に耳を傾け、琴線に触れるサービスや製品を創造した組織が勝ち残っていきます。医療も例外ではありません。患者さんが内に秘めているニーズに応えるサービスや製品を生み出し、適切な形でにいち早く届けたところが、結果的に収益をも向上させるのです。
近年、患者さんの”声”は書籍や雑誌、そして何よりもWeb上でかなり発せられるようになってきました。ここに戦略的な「科学」を加えて医療の供給者に的確に伝え、「なるほど!」と言える医療サービスを創り出し、「納得の医療」を拡げていこう。そんな思いで立ち上げたのが、このメディカル・インサイトです。
メディカル・インサイトの活動の積み重ねが、患者さんと医療プロバイダーの「すれ違い」を「共感」に変え、共に歩む姿に変わることで「納得の医療」が創られていく、そんな姿を目指していきたいと思っています。
1969年生まれ。千葉県野田市出身。
東京大学経済学部、ダートマス大学経営大学院卒(MBA)住友電気工業でタイとインドへの事業展開に携わった後、ボストンコンサルティンググループで、製薬業界を中心に経営戦略の構築・遂行をサポート。
その後、ヤンセンファーマで主力製品である爪水虫薬やがん性疼痛治療薬のマーケティングを率いる”プロマネ”として活躍。
東京大学医療政策人材養成講座(HSP)受講を契機に本気で「医療を動かす」ことを決意し、
2009年株式会社メディカル・インサイトを創業。新しい医療のあり方を追求すると同時に、新しい起業スタイルの創造を目指す。
社名 | 株式会社メディカル・インサイト |
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設立 | 2009年9月28日 |
資本金 | 700万円 |
所在地 | 東京都世田谷区代沢3-15-16 |
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